「いつもこうだから」に、はぁ?

vol.2380

店舗の内装工事で

ガルバリウム鋼板の

屋根をつくっています

 

いつもは寒空の下で

屋根を作っていますが

今回は暖房の効いた天井の下

 

なんか違和感が・・・(笑)

 

今回はオガサも超繁忙期でして

同業他社さんにお願いしたのですが、

完成間近の現場を確認して

チョイと驚き!

 

とても丁寧で、

屋外の本格的な屋根の部材や工法でして

美しい仕上がりでとても素晴らしい

 

で、クライアントにも満足して頂き

ふぅー

 

 

ですがね、

この工事は内装の装飾

セットの大道具的なもの

 

雨も風も関係ありません

 

担当の屋根職人さんに尋ねると

「いつもこういうやり方です」との答え

 

ほー!

 

「いつもと同じ」と言うけれど

内装の屋根を作る仕事が

そんなに頻繁にあんの?と

 

 

そう、彼らの

「いつもと同じ」というのは

ただガルバリウム屋根を施工する際の

「作業手順」を意味していただけ

 

今回の「内装装飾」という

特殊条件は頭に入っておらず

結果的に必要以上に

手間もコストもかけてしまっていました

 

 

で、何が言いたいかというとですね

「臨機応変に対応できる力」が

大切だということ

 

今回のように

雨も風も関係ない室内の装飾であれば

求められるスペックに見合った

施工をするのが最善なんです

 

無駄にスペックを上げた施工って

クライアントにとっても

職人にとっても

それは不幸でしかありませんよ

 

コストが掛かり過ぎ

時間も浪費します

 

 

しかしもっと恐ろしいのは、

逆のケース

 

例えば、本当に雨風を受ける屋根工事で

「いつもこうだから」っちゅう

固定概念に囚われて作業をしてしまう場合

 

立地条件、気象条件、下地の違いや

建築環境などを考えずに

「いつも通り」に施工したら・・・

 

あーーー 恐ろしいw

 

「いつもこうだから」っちゅう言葉ほど

危険なものはありませんね

 

それは、自分の頭で考えず

目の前の状況を把握もせず

ただ機械的に動いている証拠

 

職人ってのは

現場ごとの条件を考慮し

最善の方法を模索する姿勢が

あるか、無いか

 

「いつも」とは

「楽をするための言い訳」ではなく

「プライドをもった仕事の基準」であるべきっすよ

 

職人の仕事において最も重要なのは

現場に合わせた柔軟な考えと

その対応する力

 

それこそが

真のプロフェッショナルの証

 

だと自分は考えてます

 

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ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
高知の地震や災害に強く、
遮熱屋根工事で暑さ対策も行う
雨漏り修理と屋根リフォーム専門。
高知の【株式会社オガサ製工】
小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。