産業と街と文化財

vol.2373

先週末は高新文化財教室

2024年の締めくくりは田野町

 

田野町の偉人「村木雅美」の生家と

材木業で栄えた豪商の商家と街並み

 

これらをテーマにしたお勉強です

 

まず訪れたのは、

田野町が誇る偉人「村木雅美」の生家

 

最近はメンテもなかなかできず

生家はちょっとくたびれていますが

ここで生まれた

帝国軍人の村木雅美がチョイとすごい!

 

村木氏は、知性が高く温厚で

しかもフランス語が堪能。

陸軍大臣の秘書官も務め上げ

なんと大正天皇の教育係にまで

登り詰めたというから驚き

 

「こんな田舎からそんな偉人が?」

なんて大変失礼なことを思っちゃいましたが

いやぁなんとも誇らしい

 

 

そして旧道を歩き続け

材木業で栄えた商家群を散策

豪商ならではの

魚梁瀬杉をふんだんに使った組み天井やら

手間とコストかけまくった

職人技が光る欄間や組子障子

往年の職人技術と

その時代を脳裏に浮かべ

当時を想像力豊かに膨らますのでした

 

そして鉄道をまたぐ参道へ

当時、八幡宮の参道を

森林鉄道が横切ることになり

鉄道をまたぐ参道を橋で建設しました

その八幡山跨線橋には今でも

当時の機関車の煤が黒く残っていて

歴史の息吹を感じながら

またまた同時の賑わいをタップリと

想像するのでありました

てなことで、

歴史と文化財を学んだ教室でしたが

産業の盛衰が街の運命を握るということも

 

産業が栄えるとそこに人が集まり

街となり賑やかになる

 

しかし産業が衰退すると

人が去り、やがて街も寂れていく

 

これは歴史を通じて

繰り返されてきたことです

 

ただ最近では

インフラの発展で

こうした変化は少なくなりました

それはそれで便利なんだけど・・・

 

「街の個性」みたいなものが

薄れつつある気がして、

少し寂しくも感じますがね

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高知の【株式会社オガサ製工】
小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。