建物の性能ってのは細部から

vol.2374

先週建てた高知初の、

いやいや・・・

中四国初のスチールアーチは

基礎へ直接固定する工法なんです


厳密に言えば

基礎鋼材へ固定します

 

M8やM12のボルトナットでね

 

一般的に屋根業者の職人さんは皆さん

ボルトやネジをインパクトドライバーで

バリバリっと強く締め込みますが

その締め付け力って正解なの?って

いつも感じています

 

弱ければ、

時間と共に緩み外れたり

またパッキン力が発揮できず

様々なトラブルが発生します

 

また締め付け過ぎは

パッキンの破損や

最悪はボルトの破断に繋がります

(これが意外に多い)

 

なので今回も

スチールアーチの基礎固定には

トルクレンチが登場です

M12なら42N•m

M8なら12.5N•m

 

ボルトサイズによって

締め付けトルクは

しっかりと規定されています

 

締まってりゃいいじゃん!

ってモノじゃないんです。

 

特に構造体に関するトコロはね

 

知ってる人は知ってるし

知ってなきゃいけない分野では

超常識ですが、

 

意外と知られていないし

意識もしていない人が多いのも現実

 

 

このこだわりの源流も

実はバイクの整備からのなのでしたw

 

ちなみに、

ブレーキ、エンジン、足回り・・・

バイクの組み上げも

ボルトのトルク管理だらけ

 

ガチでトルク管理して組まなきゃ

性能どころか

最悪は事故に繋がりますからね

 

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中四国へ初上陸!
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ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
高知の地震や災害に強く、
遮熱屋根工事で暑さ対策も行う
雨漏り修理と屋根リフォーム専門。
高知の【株式会社オガサ製工】
小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。