vol.2252
雨が続く高知の春
もう5月になりましたんで
初夏ってトコかな?
にしても
雨の日が多いですねー
気象データーを見てみると
高知市の4月なんて
30日の内、22日も
降水日があります
梅雨の6月より多いんじゃねぇ?
事実、昨年6月の降水日は21日
先月4月の方が1日多いんです
そんな雨が多い今日この頃
雨樋のトラブル相談も増えました
軒樋のジョイント部分や
コーナー(曲がり)部分からの
雨が漏れているケースが
圧倒的に多いですね
これって原因は
雨樋の熱伸縮です
一般的に使用されている雨樋って
住宅でも、
工場でも、、
店舗でも、、、
倉庫でも、、、、
塩ビ雨樋が圧倒的に使用率は多い
でも塩ビ雨樋って、金属に比べて
温度による伸縮が大きいんです
1m当たり10℃の温度差で
0.6mmの伸縮が発生します。
なので10mの軒樋を
気温20℃の時に施工すると
真夏には18mm伸び
真冬には18mm縮む
季節によりナント!
約3cmも伸縮を繰り返すんです
この軒樋伸縮を吸収する施工をしないと
温度差で軒樋がブチ切れます
そんな被害が現れるのが春
夏に伸びた軒樋が
冬に縮むを繰り返し
そのストレスに耐えられなくなり
裂けるんです
いわゆる塩ビ熱疲労
「ストレス」や「疲労」って
雨樋も人間みたいですね
そ、雨樋は春夏秋冬昼夜問わず
軒先で雨を受け建物を守っているんです
文句のひとつも言わずに・・・ね
それではまた。
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高知の【株式会社オガサ製工】
小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。