屋根瓦が落ちなかったから

vol.2183

古くなった瓦からの雨漏りで

その修理方法として稀にあるのが

「瓦の再利用」です

 

古い瓦を一旦屋根から下ろし

野地板の補修をしてから

新規の防水性能&耐久性の高い下葺材

ゴムアスシートを貼ります

 

そして一度撤去した瓦を再利用して

再度葺き直すって工法

 

SDGsですね!

 

そしてコレまでは釘止めだったので

瓦があちこちズレていましたが

それを防ぐために瓦の葺き直し固定は

ビス止めに変更です

 

ガッチリ止まって さぁ安心🎵

 

 

てなことにならなかったそうです

 

今回の能登地震では

重たい屋根が揺れに耐えきれず

その家屋は地震で倒壊してしまいました

 

というのも

屋根を葺き直すレベルの家屋ですから

築年数も50年近くが経過

 

当然ながら旧耐震設計の構造です

 

耐震性能が低いために

重たい瓦が影響をして

その家屋は地震で倒壊してしまいした

 

もしビス止め固定せず

瓦が直ぐにズレ落ちていたら

家屋倒壊まではならなかったのかも?

(それはそれで別の被害もありますが)

 

これは今日の午前中に

北陸の同業先輩から連絡を受けた

残念な事実です

 

そうなんです。。。

 

古い瓦を葺き直すって

コストを抑える意味はありますし

「何せもったいない」

って気持ちも分かります

 

しかしそれが仇となって

自宅倒壊で命を落としては何にもならんのよ

 

古くなった瓦を葺き直しているお宅を

ちょくちょく見かけますが

そこは耐震性能をしっかりと確認してから

屋根の修理方法を検討してくださいね

 

それではまた。

 

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投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。