vol.2033
能作で工場見学♪
富山県で100年以上の歴史が
ある鋳造メーカー
比較的若い世代の方々が
手作業によって
鋳造して切削、そして研磨と
一連の工場見学をさせて頂きました。
ガイドの方から
「この職人は」
「職人がこうやって」ってと
職人の単語が連呼。
実は「職人」って単語には
少し違和感を持っているのが
正直なところです。
自分。
実は建築の世界では
作業員的なレベルでも
「職人」って名乗る者が居ます。
「作業員=職人」って
大きな勘違いしている人が
多いのなんの。
職人とは
「自ら身につけた熟練した技術によって
そこから自身が考え
更に良い物を作り出すことを
職業にしている人のこと」と
自分はそう思っています。
私自身、建築と屋根の世界には
30年近く携わっていますし
自身が技能工でしたから
未だに「職人」としての
プライドは持っていますしね。
(もう昔の杵柄程度ですが)
話しは戻りまして、、、
能作で働いている人は
モノづくりに向き合う表情と
目が違っていました。
まさしく職人のオーラが
出まくってましたね。
そしてガイドの方は
商品を紹介するのでは無く
あくまでも「【職人】がつくっている!」に
こだわってフォーカス。
やっぱり職人の世界ってイイよな〜と
改めて感じたことでした。
ところで、
自然環境に強い屋根って
工業製品として納品されたものを
ボルトやビスを使ってただ取り付ける。
なんてものじゃございません!
屋根の形状や立地条件による
雨漏りしやすい箇所を
経験と能力で判断し、小技を入れて
強い屋根を作っているんです。
コレこそが「職人」だと考えています。
結局、
ものづくりは人づくりなんですよ。
万歳!!
小笠原の体験作:錫製のぐい吞み
それではまた。
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小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。