司牡丹酒造さんの屋根葺き替え工事が完了しました。
酒を仕込む蔵の屋根葺き替え工事だったんですが、築年数はおよそ100年なんです。
で、屋根は土葺き瓦。
それがね、やはり老朽化によって
台風や大雨の時に
雨漏りが発生しちゃったりしてました。
でもね、葺き替えの1番の理由は
夏の暑さ対策です。
屋根は土葺き瓦なので断熱性能は結構いいんですよ。
しかし、酒を製造し貯蔵していますから
室内は真夏でも15℃前後に保っています。
春夏の貯蔵用冷房、
また酒造りが始まる10月から昼間は
空調を効かせますので、
その空調費の削減も大きな目的です。
それとね、、、問題になってたのが結露です。
何せいくら郊外と言えど真夏は
気温35℃位まで上がります。
それでも蔵内は15℃前後ですから
どうしても結露が起きるんですよ。
その結露対策としても
エコ遮熱ルーフが採用された訳でございます。
また今回は土葺き瓦から
軽量なエコ遮熱ルーフへ葺き替えを行ったので
重量は約1/10と超軽量化になりました。
築年数の古い蔵ですが、慣性の法則を考えれば
地震の揺れ対策には少し
効果が発揮出来ると期待できますね。
ところで、今回は既存の日本瓦に合わせて
エコ遮熱ルーフは
ガンメタ色のガルバリウム鋼板を使っています。
そして、棟の部分も蔵の風格に負けないように
少し大きめに製作し
イメジーを損なわないようにしてるんですよ。
こうすれば築100年近い屋根を
令和バージョンにリフォームしても
あまり違和感ないでしょ。
さて、10月に入り
本格的な酒造りを始める
いよいよ最終準備段階にきています。
もう1ヶ月ちょいもすれば
敷地内をいい匂いが漂いますョ♪
では、また明日!
ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。