ガルバリウム鋼板屋根も動きます。

めっきりと秋めいてきましたね。

 

毎朝5時には起きるんですが

今朝もポストへ朝刊を取りに行くと、

Tシャツ&半パンじゃぁ、もう寒いっす。チョイと喉に違和感ある、朝でした。

 

さて、昨日は

大波スレートがをテーマでしたが

今日はルーフデッキのお話です。

 

ところでルーフデッキとは、

少し厚め(0.6㍉~0.8㍉)の

ガルバリウム鋼板などの金属板を

10cmから20cmの波形に成形加工して

屋根を作り葺く工法です。

このルーフデッキ自体は屋根としての

強度が大きいため、野地板など細かい下地が要らず

梁だけで屋根が取付できますので、

工場や倉庫など大型物件には

短工期とコストダウンと軽量化になるので

平成の時代から、非常に多く採用されています。

 

そして、大きな特徴が

超ロングな屋根が作れるコトです。

 

継ぎ目がないから雨漏りしません!

 

因みに「ロール成型」で

屋根を作っているんですが・・・

 

簡単に説明すると、、、

トイレットペーパーのように

金属板を巻いたモノ(コイル)を

「ところ天」の様に型に押し込んで

整形していきます。

 

なので、理論上はいくらでも

長い屋根が作れるんですよ。

 

と言ってもあま~りに長いと

運搬や施工が

重機や人手の問題で難しくなるんですがね。

 

しかし、一番の問題は・・・

「音鳴りと雨漏り」

金属なので熱伸縮が大きな課題となってきます。

 

屋根って強風で飛ばされ無いために

しっかりと頑丈にボルトで建物に固定していますが

その熱伸縮をしっかりと吸収、

もしくは考慮して施工してないと

破断や音鳴りで大きなトラブルになります。

 

膨張と収縮による金属特有の音鳴りで

内部には屋根で爆発が起きた!?ぐらいの

音が響き渡る場合があるのです。

 

日本は四季があります。

 

その季節と気温に合わせた熱伸縮を考慮していないと

季節が変わった時に屋根が剪断でブッ壊れて

最悪は雨漏りトラブルになるケースがあるのです。

 

人間も屋根も

極端な寒暖の差には弱いっていうことなんですね。

 


それではまた。

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
高知の地震や災害に強く、
遮熱屋根工事で暑さ対策も行う
雨漏り修理と屋根リフォーム専門。
高知の【株式会社オガサ製工】
小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。