費用を掛けりゃイィってモンじゃ無いんだよ。

銅板は「末代もの」って

自分が物心付いたときには

そう言われていました。

 

しかし、今では

銅板って腐食が早いんですよ。

 

単に瓦との相性が悪いんですがね。

 

決して銅板自体が悪い訳じゃ、、、

ございません。

はたまた、瓦が悪いわけでもございません。

 

事実、先日まで工事していた

神社の社務所の銅屋根なんか

築100年が経とうとしていますからね。

 

注意しなきゃいけないのは

瓦と接触している部分なんです。

 

厳密に言えば

瓦を伝った雨水が銅板へ最初に触れる箇所。

 

ココがピンポイントで腐食するんです。

 

今回の場合だと

瓦屋根の銅板製谷樋。

 

下った屋根が交わるV型の部分。

 

この銅板の谷。

 

瓦が雨水と反応を起こして

穴を開けるトラブルが結構多いんです。

 

原因は諸説ありますが

ハッキリとした原因は分かっていません。

 

ですが、修理方法は明確です。

 

①完璧に直すには

 瓦を剥いで銅板製の谷樋を交換する方法。

 

②補修的修理で穴開き部分にパッチを施し

 見えている谷全体へ

 新しく銅板をカバー設置する方法。

 

この2つの工法かな。

 

オガサではケースにも寄りますが

後者②の工法をオススメしています。

 

何せ、費用が全然違います。

5倍以上は変わりますからね。

 

で、雨漏りへの耐久性は

ほぼ変わりません。

 

それと工期は

①は4〜5日、②は1日です。

 

だっら少しでも安価な方がいいですよね。

 

修理方法ってぇのも

費用を掛けて

完璧に直すってコトだけじゃ無いんですね。

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで

地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う

屋根リフォームと雨漏り修理専門の

【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦

(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。