先月から高知市内の神社で
社務所の屋根を
銅板で改修工事を行っています。
建物の一部を減築したことにより
合わせて屋根も一部を葺き直しているんですよ。
昭和6年に建築されたこの、社務所。
当然ながら銅屋根も
100年近く経っていますので
銅特有の緑青現象も
微妙にいい感じで発生して
非常に渋い風合いを醸し出しています。
修理の銅板も
同じような風合い、色目で
屋根を修理できれば良いのですが
なにせ新品の銅はピカピカでございます。
銅板を人工的に
年月が経っている風合いにする技術は
実はこの令和でも、まだ
しっかりとは確立されていません。
やはり50年、100年と
自然が生み出す時の風合いは
人工的にはなかなか難しいものです。
そんなこんなの屋根改修も
残すは「棟部分」となってきました。
さて、この屋根に使っている「銅」は
自分達の生活でも
無くてはならない存在です。
電子部品や電化製品。
そして、電線ケーブルなど
もう、銅は生活の一部なんです。
そうそう、肝心なお金、
「硬貨」もそうなんですよ。
1円玉以外の硬貨は全て、銅が主成分です。
銅の成分が1番多いのは
見た目からも分かる10円玉で、95%です 。
そして、50円や100円、500円硬貨も
ナント!その75%が銅の成分なんですよ。
(銀色ですが。)
これは銅に強力な殺菌作用があるためなんです。
昔からその効果は、世界的にも
立証されていますからね。
ちなみに先月、アメリカの国立衛生研究所で
新型コロナウイルスにも「銅」は
強力な殺菌効果があると認められました。
ドアノブや手摺り、洗面所などで
昔から銅や真鍮が多く使用されているのは
その衛生的な一面もあるんですよ。
(今の日本はプラスチックだらけですが)
ところで、、、
1円玉は100%アルミでできていますが
これは銅を加えると
1円の価値を超えてしまうので
安価なアルミが使われているそうです。
それではまた。
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小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。