運べない屋根は、現地で成型します。

今日はピーカンで

真冬じゃないような天気ですね。

 

といっても

高知の冬は恒例でしょう。

朝晩は霜が降りて寒くても

日中晴れて日差しがあると

車の中なんか暖房が不要になりますもね。

 

現場で屋根を葺く職人にとっては

まぁ仕事がはかどります。

 

さて、ガルバリウム鋼板の屋根を

現地の屋根上で作ってきました。

 

潮江地区で工事をしている

平屋の新築住宅の屋根なんですけど

どえらいこと長くて

運搬することができません(T-T)

 

その長さは約14m

 

到底4トン車で運ぶことができませんし

大型トラックやトレーラーも

進入路が狭いので入れません。

 

やはり、平屋で屋根の傾斜も緩いので

ジョイントをするわけにもいかず

(雨漏りのリスクが高くなるため)

軒先から棟までジョイントなしの

1枚板のガルバリウム鋼板で

屋根を取り付けていきます。

 

で、どうしたかって???

 

運べないので

現場に製作機械を持ち込み

現地で成型して屋根を取り付けました。

こういった立地や運搬に条件がある所でも

成型機械さえ現地に持ち込めれば

屋根を作ることが可能なのが

ガルバリウム鋼板屋根のメリットです。

 

ここでポイントなのが

機械の据え付け方法。

 

クレーンで2t弱ある成型機械を吊って

作業ステージ台の上に置くんですが・・・

 

この際、水平レベルを出していないと

機械がネジれ、

歪んだガルバリウムの屋根ができちゃいます。

しっかりと水平レベルを取り

数枚試しに成型して

調整を効かせて本番成型です。

 

こうすることにより

侵入路が狭くても・・・

屋根の傾斜が緩くても・・・

雨漏りに強い

ガルバの屋根を今日も作っています!

 

では、また明日!

 

ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで

地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う

屋根リフォームと雨漏り修理専門の

【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦

(おがさわらたかひこ)でした。

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。