ガルバリウム屋根の音問題

vol.2037

ガルバリウム屋根って

「雨音がウルさくない?」って

時々聞かれる時があります。

 

結論から言うと

 

ウルさいです(笑)

 

しかしこれって

設置条件により

大きく違います。

 

なので世の中では

だいぶ誤解が生じている模様です。

 

そもそもガルバリウム屋根って

工場や倉庫が多く

そこは天井が無い構造が殆ど。

 

なので屋根(天井)は

鉄板1枚ですから

雨が降るとそりゃウルさいです。

 

この現象がどうも

ひとり歩きしているようです。

 

 

でもね

「音が気になる!」ってのは

ほぼ住宅なんですよね。

 

工場や倉庫も確かに音問題はありますが

優先順位が遙かに低い。

(建物コストや内部の有効利用が上位)

 

住宅では

ガルバリウム屋根の単品構造ってのは

まぁ、ありません。

 

一般的な住宅は

天井があって断熱材があって

屋根には野地板があっての

何層もの構造です。

 

その表層がガルバリウム屋根。

 

だから室内での雨音は正直

気になりません。

 

事実、最近の住宅では

ガルバリウム屋根が多いんですが

特殊な防音構造をせずとも

快適に暮らせて

音のトラブルは皆無ですからね。

 

ですから一般的な住宅では

ガルバリウムの屋根だからって

音の問題は気にしなくても良いのです。

 

むしろサッシや通気口から

外部の音が侵入しますので

そこが気になるトコロです。

 


それではまた。

 

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小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。

 

投稿者:

小笠原孝彦

株式会社オガサ製工 代表取締役 1970年高知県高知市朝倉生まれ ガルバリウム鋼板屋根の製作施工と遮熱技術で、工場や倉庫の暑さ対策を行っています。 そして南海地震対策のひとつなる住宅屋根の軽量化をガルバリウム鋼板で推進し、あわせて雨漏り修理も専門分野です。 一般社団法人 地震倒壊死から命をまもる建築専門家協会(地命協)代表理事 近年必ず起こる「南海トラフ地震」発生時に、建物倒壊による悲惨な圧死・窒息死を少しでも減らし、また速やかに避難することで、津波や火災から命を守る情報を建築専門家が発信しています。