今日は雨の予報で、
特に午後は雨脚が強くなる予報でしたが
予報通りでしたね。
最近の天気予報は天候だけで無く
その変化が起こる時間までズレがないので
屋根ドクターとしては非常に有難い
最近の予報精度です。
個人的には
ウェザーニュースを重宝しています。
さて、今日のようにまとまった雨が降ると
割れたりズレたりしてないない屋根でも
雨漏りをする場合があります。
不思議ですよね。
屋根を確認してみると
古くはなっていますが
何の問題もない瓦の屋根。
「これ、どっから漏ってるんだろう?」って
ほんとに不思議な雨漏りがあります。
僕ら屋根の専門家でも
調査に入った時に疑問に思います。
でも、一瞬ですが・・・
「ははーん!」
と言うことは、、、
雨漏りが起こってるって事は
当然、水の入り口がありますよね。
で、じっくりと瓦の継ぎ目を見ていくと
「やはりな!」と
原因を確証できます。
で、どういうコトかといいますとね。
瓦ってのは
大体20センチから25センチ角位の
セメントや粘土系の窯業材を固めて作っています。
それを、2〜3センチの重ね代で
葺いていきます。
ここで止水性を保っているんですが
これにプラスして
屋根の傾斜が防水性を高めているのも
非常に大きい要因です。
ここに長い年月、風雨にさらされていた屋根は
大気中に舞い上がった塵や埃を
その重ね代に溜め込み
雨水を吸い込みやすくさせるんです。
表面だけなら洗い流しゃいいんでしょうが
この重ね代の隙間に入ってるのは
除けるのが非常に厄介で
結果、雨漏りの原因となるんですね。
ココまでは想定内でして
その下葺材である防水シート
(アスファルトルーフィング)の
性能や劣化具合が
最終的に屋内への雨漏りリスクを減らすんです。
キレイな屋根でも雨漏りが起こるのは
こういった原因も、ヒトツはあるんですね。
では、また明日!
ガルバリウム鋼板屋根への葺き替えで
地震に強く、遮熱工法で暑さ対策も行う
屋根リフォームと雨漏り修理専門の
【株式会社オガサ製工】小笠原孝彦
(おがさわらたかひこ)でした。