先日、サーキットで
力いっぱい(自分なりに)走ってきた
初期型油冷号。
リアブレーキローターを見ると、、、
あっちゃー!
焼けて色が変色してます。
ブレーキパットが熱を吸収しきれずに
リアのローターを焼いちゃいました(泣)
でも、、、何でや?と思ってパット見てみると、
ほぼ残っていません。
トホホ・・・
30年以上前のステンレス製のディスクなんで、
熱に弱いですね。焼けちゃっています。
さて、ステンレスといえば
オガサでも通常の仕事でかなり使います。
雨樋の金具では、軒樋でも竪樋でも
ステンレスを使いますし、それを留めるビスをはじめ
屋根を留めるビスなんかもステンレスはよく使います。
究極は屋根材でもステンレスを使うこともあります。
まぁこれは生板ではなく
着色されたカラーステンレスという専用を使いますがね。
さて、そのステンレスって一言といっても
実は100種類ほどあります(多分・・・?)
屋根の業界で使うステンレスはSUS304がほとんどですが
他部位ではSUS430を使ったり、時に410や303などを使ったりします。
このステンレスって成分は8割が鉄です。
だ・か・ら・・・錆びるんですよ。
ステンレスは錆びないように
ニッケルとかクロムとかを配合しているんです。
そんなステンレスの主成分は鉄ですから、
流しの上に鉄包丁を置いておくと錆びますよね。
(もらいサビですね)
なんです、ステンレス自体は錆びを起こしやすいのです。
ステンレスだからといって安心は禁物です。
鉄が主成分ですから。
なので少しサビが出ているステンレスを見ると、
「このステンレスは偽物だ!」とか
「輸入ものだから」とか
「鉄が混じっちゅう!」とか
色々と言われます。
こりゃ!。。。
可愛そうなコトはやめちゃって。
ステンレスでも使う用途を間違ったり、
表面の仕上げ(鏡面や磨き、HLと2 B、etc・・・) の
選択を間違うとサビちゃいます。
ステンレスが悪いんじゃなくって
その使用用途を少し考えてあげれば
そのサビって防止することができるんですよ。
それではまた。
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小笠原孝彦(おがさわらたかひこ)でした。