今回施工する建物の写真です。

ボルトサビによる劣化が見られます。この腐食した部分から雨水が侵入した事が雨漏りの原因の１つでした。

軒先部分もボルト同様、サビにより腐食しています。

内部の写真です。屋根ボルト部分から雨水が侵入していました。

工事に取り掛かります。仮設足場の設置とシート張りが完了しました。

既存のボルトにフラワーサドルを取付け、サドルにC型を溶接・ビス留めして取付けます。

屋根を取付けるためのタイトフレームをC型に溶接留めで取付けていきます。また、妻フレームを1.2ｍ以内で取付けします。

タイトフレームの取付けが完了しました。

使用するのは「非破壊簡易型引張試験器」です。

テクノテスターKT-6

現場にて下地引張試験を行い、引張強度の確認をします。

屋根材の長さにカットしたコイルを現場搬入します。

使用するコイルです。シート養生をして屋根成型機横にコイルを置きます。

屋根材の長さ、荷降ろしの位置を考慮して、事前に計画をした場所に設置をします。

コイルを10ｔクレーンで成型機にのせ、成型された屋根材は3枚1組で6.5ｔクレーンにて荷上げします。

成型された屋根材が押し出されてくるのでやねの長さ分の場所が必要になります。

加工して完成した屋根材はレッカーで吊り上げ、屋根上にいる職人の元へと運ばれます。

これは加工前の屋根材を吊り上げて並べている様子です。

屋根の長さにあわせたてんびんを使って荷上げします。

声を掛け合いクレーン操縦者と無線連絡をとりながら荷上げが行われます。緊張感のある共同作業です。

荷下ろし後、1枚の屋根材につき6名の職人で葺いていきます。

クレーンで届かない所はセッパンキャリーを使って施工箇所まで人力で運搬します。大変な力仕事です…！

屋根とフレームを留めるための、ハゼ金具を取付けします。

折板屋根のハゼを電動シーマーで締めていきます。

軒先を取り付けるための下地を取付けます。

施工図を確認して現地寸法取り、工場で加工して、軒先水切りを取付けします。

軒先水切のビス留めピックは200ピッチ程度で留付します。

棟(水上側)は、二重面戸で取付け、棟包みを留めるための掴み金具を取付けします。

水止め面戸及びエプロン面戸取付け完了

取付けが完了しました。屋根の伸縮も考慮した棟包みを取付けします。

既存の柱型の形状に合わせて、下地材を自社加工して取付けます。

金属下地に角波鋼板ステンパッキン付ビス留め、サッシ額縁加工取付け、換気口、ウェザカバー加工取付け。

屋根面積の雨量を計算し、選定した樋を取付けします。

樋吊り金具を屋根の高さに合わせて選定し取付けします。

既存の位置にSUS受け金具を使って、竪樋を取付けます。使用材料・VUΦ75カラー。

軒先側の幕板1+400取付け。下地専用アングル及び掴み金具を取付けします。

ケラバ側幕板1+400取付け。下地アングル(特注)及び掴み金具を取付けます。

足場が設置出来ない場所は、移動式足場を使って作業します。

全ての工程が完了しました。