【文化財改修】武市半平太旧宅屋根改修
工事概要
使用建材 | 銅板(0.4ミリ厚) |
工法 | 一文字葺き 棟回し葺き |
文化財として・住宅として、美しく・快適に
お客さまの困りごと
築200年の木造建築である「武市半平太旧宅」。昭和11年(1936)9月に国の史跡に指定されていますが、個人宅として現役で頑張っています。
史跡に指定されていると、個人の自由で改修やリフォームができません。
このお宅にお住まいになられているのはご高齢の女性ですが、バリアフリーにすることさえ叶わないとのこと。
それでも、このお宅に住まわれ続けているのは、先立たれたご主人との思い出がたくさんあるからとのこと。
40年程前に施工してあった、トタン屋根で修復された屋根を改修する工事です。
解決策・ポイント
屋根面ごとに勾配が違う為、葺き足を変え調整し、かなり苦労しながら施工しました。
また、棟の回し葺き、棟巴もかなりの手加工技術の集結です。(要所には焼鈍し処理もしてます)
幕末土佐の偉人の生家を修復できるとは・・・・・板金屋冥利に尽きます。
お客様より
主人と暮らした年月と合わせて60年以上住んでいる「我が家」です。
そして、観光客の皆さんにも少しでも喜んでいただけるようにきれいになって良かったです。